青学大・神野が区間2位も往路完全V

「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~箱根=5区間)

 青学大が5時間25分55秒で2年連続の往路優勝を飾った。1区の久保田和真(4年)で先頭に立つと、その後は一度もトップを譲ることなく、23年ぶりの完全Vを成し遂げた。

 1区の久保田、3区の秋山雄飛(3年)、4区の田村和希(2年)が区間賞を獲得する快走で、2位に2分28秒差をつけて5区の“3代目山の神”神野大地(4年)へ。今季は故障がちで万全ではない神野は、昨年ほどのペースではなかったが、力強い走りでジリジリと後続との差を広げていく。17・4キロ地点で右わき腹を押さえる仕草を見せ、強風にもさらされたが、しっかりと走りきった。圧巻だった昨年のタイムよりも約3分遅い1時間19分17秒でキトニー(日大)に次ぐ区間2位だったが、ガッツポーズとともに2年連続で往路優勝のゴールテープを切った。

 2位の東洋大に3分4秒の差をつけ、2年連続の総合優勝も視野に入った。神野は「この1年故障が続いて、箱根を諦めようと思ったこともあったけど、もう1度優勝したい気持ちで何とか走ることができた」と、笑顔。“ハッピー大作戦”を掲げている今年の青学大。「今のハッピー指数は95。総合優勝ならいい表せない喜びになる」と、総合優勝でハッピーを爆発させる。

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