「選手より役員処分を」と主張 ドーピング問題でショブホワ選手

 【ロンドン共同】ドーピング違反でシカゴ・マラソン女子3連覇などの記録を取り消されたリリア・ショブホワ選手(ロシア)が11日、同国の組織的なドーピング問題で地元メディアの取材に応じ「選手よりも、役員を処分するべきだ」と主張した。英紙ガーディアンが報じた。

 同選手は陽性反応を示した検査データを隠して2012年ロンドン五輪に出るため、多額の賄賂をロシア陸連幹部に支払ったとドイツ公共放送で証言した一人。

 世界反ドーピング機関の第三者委員会がロシア選手の大会出場を禁じる処分を勧告したことには「若い選手から五輪に出場する機会を奪うのは理解できない」と不満を訴えた。

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