真央、GP復活戦で優勝!通算15勝目

 GP復活戦で快勝した浅田真央
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 「フィギュアスケート・GPシリーズ第3戦・中国杯」(7日、北京)

 女子フリーが行われ、1年間の休養を経て、これがグランプリ(GP)シリーズ復帰戦となった元世界女王の浅田真央(25)=中京大=は125・75点をマーク。6日に行われたショートプログラム(SP)と合わせ合計197・48点でGP復帰戦を優勝で飾った。2位には195・76をマークした本郷理華(19)=邦和スポーツランド=が入った。

 1年間の休養を経た“女王”が、苦しみながらの復活劇だ。最終滑走者として登場した浅田は、実戦復帰した10月の「ジャパンオープン 2015」で初披露した「蝶々夫人」のメロディーに乗り、伸びやかな演技で観客を魅了した。

 柔らかな曲調にのり、冒頭のトリプルアクセルを鮮やかに着氷。だが続く連続3回転で転倒、3回転ルッツは2回転となった。後半のジャンプでも回転が抜ける場面はあったが、培ってきた表現力で他を圧倒した。

 会場を沸かせたものの、フリーの得点は3位。キスアンドクライでは「失敗しちゃいました」と両手を合わせるしぐさを見せるなど、浅田が求める基準には、まだ達していないようだった。

 6日のSPでは、初披露となった「すてきなあなた」の曲にのり、世界最高難度の構成に挑んだ。冒頭のトリプルアクセルから、続く3回転フリップ-3回転ループの連続ジャンプもしっかりと着氷した。これまでSPではほとんど組み込んでこなかった最後の3回転ルッツも着氷し、71・73点の首位発進。演技後には両拳を握り、ガッツポーズを見せたほどの手応えだった。

 浅田にとってGPシリーズ出場は、優勝した13年12月のGPファイナル(福岡)以来。約2年ぶりに戻って来た世界最高峰の舞台で、シリーズ通算15勝目を挙げ、歴代最多となるイリーナ・スルツカヤ(ロシア)の17勝へあと「2」と迫った。

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