宇良が足取りで3場所連続勝ち越し

取り組みの後、今場所の感想を話す宇良=両国国技館(撮影・西岡正)
3枚

 関学大から初めて大相撲に入り、5月の夏場所、7月の名古屋場所で続けて7戦全勝の成績を残している三段目西18枚目の宇良(木瀬部屋)が21日、前田(まえた=芝田山部屋)を足取りで破って4勝目。3場所連続の勝ち越しを決めた。

 まさに電光石火の早業だった。宇良は立ち合いでグーンと沈んで低く潜ると、相手の丸太のような右足をつかんでバランスを崩しにく。次の瞬間、200キロを超える前田の巨体がばったりと前に落ちていた。居反りとともに得意の決まり手を繰り出しての勝ち越し。「つかまったらダメなので、下から思い切りいった。足取り?相手にスキが見えたので、横から攻めようと思った」と冷静に取組を振り返った。

 3番相撲で敗れて、序ノ口から続いていた本割りでの連勝が16でストップ。しかし、そこから気持ちを切り替えて白星を積み重ねた。「ひとつ負けたことで取り返していかないといけない。むしろ気合が入りました」と負けん気の強さをのぞかせる。今場所の目標は幕下入り。「5勝すれば幕下が見えてくると思う。あとひとつは何としてでも勝ちたい」と意気込みを示した。残り2番、変幻自在のアクロバット力士がどんな技を見せてくれるのか。ますます目が離せない。

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