16歳サニブラウンは決勝進出ならず
「陸上世界選手権・男子200メートル」(26日、北京)
準決勝が行われ、世界ユース選手権(17歳以下)で2冠を果たしたサニブラウン・ハキーム(16)=東京・城西高2年=は、20秒47で2組5着に終わり、決勝進出を逃した。
サニブラウンは予選と同じ外側の9レーンから好スタートを切ったが、直線で伸びなかった。ただ、初めてのシニアの世界大会準決勝を走り終え「やっぱり強いなあと思いました」と、充実感を漂わせた。
後半伸びなかった走りを「きのう1本走ってるんでさほど緊張しなかったんですけど、やっぱり1本走った疲労感がいつもと違うので、今日ちょっときつかったです。後半バラバラになってしまった」と冷静に振り返った。
29日には400メートルリレーが控える。メンバー選考はこれからだが「選ばれたらまた頑張ろうかなと思います」と、驚異の16歳は目を輝かせた。
3組を走った藤光謙司(29)=ゼンリン=も20秒34で7着、高瀬慧(26)=富士通=も20秒64で8着に終わり、決勝進出を逃した。