バド桃田 初メダルも「悔しさ大きい」
バドミントンの世界選手権で男子シングルス史上初の銅メダルを獲得した桃田賢斗(20)=NTT東日本=が17日、開催地のインドネシアから帰国した。
歴史的なメダル獲得となったが「今大会は男子シングルス史上初のメダルを獲得できたけど、優勝を目標にしていたし、(敗れた)準決勝は満足できない。中国の国旗が1番高いところに揚がるのをみて、悔しさの方が大きかった」と、悔しげに振り返った。
準決勝では優勝した世界ランク1位の諶龍(中国)に完敗。「技術的な差は感じなかった」一方で「体の強さの差、準決勝の緊張感の中でどれだけ自信を持って打てるか」と、心身ともにトップとの差を実感した。今後はフィジカルトレーニングの強化を課題に挙げ「まだ暑いけど、死ぬ気で走りたい。今までは気分が乗ったときにしか走らなかったけど、やりたくない時もやらないと」と、目をぎらつかせた。
16年リオデジャネイロ五輪まであと1年を切っている。「自分の実力、コンディションを考えると、もう五輪に出るだけじゃ駄目。メダルをしっかり狙っていく」と、力強く言い切った。



