川淵氏の“直電”でバスケ幹部就任決意
日本バスケットボール協会の事務総長候補となったJリーグの大河正明常務理事(56)が14日、JFAハウスでのJリーグ実行委員会の後、取材に応じた。
大河氏は3月30日に、日本バスケ協会タスクフォースのチェアマンを務める日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏から電話で就任要請を受けたことを明かした。その機会に、「ご縁だと思ったので、誰にも相談せず」(大河氏)就任を決意。Jリーグの村井チェアマンから川淵氏が直接了解を取り付けることを条件に受諾したと説明した。
正式な就任は5月13日に予定される日本バスケットボール協会の評議員会と理事会での決定を待つ。大河氏は「5月中旬まではJリーグの仕事をしつつ、バスケ界のことを勉強し引き継ぎをする」と今後の見通しを示した。Jリーグの加盟に必要なクラブライセンスの発行・管理の責任者でJ3発足にも力を注いだ。事務方の仕事を長年務めてきており、Jリーグへのとっては大きな人材が離れることになる。
大河氏は中学、高校時代にバスケットボール部での選手経験があり、Jリーグ関係者によると、実務能力や経歴に加え、サッカーのスタジアムやクラブハウスに積極的に足を運ぶ積極性も評価されたのではないかとしている。