佐々木(旧姓中尾)美樹氏が退職
近大は10日、シドニー五輪競泳女子200メートル背泳ぎの銅メダリストで、同大水上競技部の佐々木(旧姓中尾)美樹ヘッドコーチ(36)が退職することを発表した。
佐々木氏は近大を通じてコメントを寄せ、昨秋に結婚した中京大水泳部コーチの佐々木祐一郎氏との勤務地が離れていることから、「何度も家族と話し合い、今後は夫をそばで支えることを決めました」などと記し、自身が大阪を離れて一緒に暮らすことが退職の理由だとした。
佐々木氏は長崎市出身。近大附属高から近大へ進み、現役時代は日本選手権女子100メートル背泳ぎで1度、同200メートル背泳ぎで5度の優勝。1996年アトランタ五輪の女子背泳ぎでは200メートルで5位、100メートルで8位入賞。2000年シドニー五輪同200メートル背泳ぎで銅メダルを獲得した。
シドニー五輪後に現役を引退し、01年から母校水上競技部のコーチに就任、13年11月からヘッドコーチを務めてきた。