新関脇の逸ノ城は日馬富士に完敗

日馬富士(右)に寄り切りで敗れる逸ノ城=福岡国際センター
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 「大相撲九州場所初日」(9日、福岡国際センター)

 入幕2場所目の新関脇・逸ノ城(21)=湊=は、横綱・日馬富士(30)=伊勢ヶ浜=にいいところなく寄り切られ、黒星発進となった。

 大鵬と並ぶ史上最多32回目の優勝を目指す横綱・白鵬(29)=宮城野=は、結びの一番で新小結の勢(28)=伊勢ノ海=を寄り切りで退け、横綱・鶴竜(29)=井筒=も豪風(35)=尾車=を寄り切った。

 大関陣は稀勢の里(28)=田子ノ浦=、琴奨菊(30)=佐渡ヶ嶽=は勝ったが、豪栄道(28)=境川=は宝富士(27)=伊勢ヶ浜=に肩すかしで敗れた。この日は九州場所としては17年ぶりの大入りとなった。

 短いながらも初めてまげを結っての本場所土俵となった逸ノ城。気合の入った表情で土俵に上がったが、立ち合いで日馬富士に対して完全な立ち後れ。受けに回って引いたところへ食いつかれ、そのまま一気に寄り切られた。

 逸ノ城は新入幕となった秋場所で13勝2敗の好成績をマーク。だが直後の秋巡業中に帯状疱疹を発症して入院するなど、体調に不安を抱えていた。さらに8日には「のどが痛い」と、風邪の症状も明かしていた。

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