環太平洋大・野村颯が適時打デビュー

 「全日本大学野球選手権・1回戦、東海大北海道キャンパス4-3環太平洋大」(6日、東京ドーム)

 広島・野村謙二郎前監督の長男、環太平洋大・野村颯一郎内野手(3年・崇徳)が大会初安打を放った。

 「3番・三塁」でスタメン出場すると、2点を追う六回1死二塁から「とにかくボールに食らいついていった」と、直球をきれいにはじき返す中前適時打。さらに適時打が続いて、一度は同点に追いついた。

 14年に一度は亜大に入学したが、今年4月に叔父の昭彦監督が指揮を執る環太平洋大に編入。今春リーグ戦では、いきなりチームトップの7打点を挙げた。紆余(うよ)曲折をへて立った全国舞台。バックネット裏で観戦した父からは「自分ができることを一所懸命やりなさい」と、激励されて試合に臨んでいた。

 チームは九回に勝ち越しを許して敗れ「今回の大会に出られたのも、いろんな人の支えがあったから。どうしても勝ちたかった」と、悔しがった野村颯。それでも、成長を示す一打を披露し「いろんな人がいるから野球ができる。感謝の気持ちしかない」と、少し表情をほころばせた。

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