G沢村 制球難もリーグトップの8S目
「巨人3-2広島」(3日、東京ドーム)
巨人・沢村が1点リードの九回に登板。走者を出しながらも無失点で切り抜け、8セーブ目を挙げた。
2-2の八回、ギャレットの適時二塁打で勝ち越し、直後の九回にマウンドへ。登板は、リリーフに失敗した4月28日の阪神戦(甲子園)以来。3-1の九回に登板したが、ゴメスにソロ本塁打を浴びるなどで同点とされ、回の途中で降板した。
5日ぶりのマウンドは、先頭の丸に四球を与え、続く新井は初球から3連続でボール。スタンドからざわめきが起こった。しかしここから立て直した。新井に対し、連続見逃しでフルカウントにこぎ着け、直球で空振り三振。二盗を試みた丸を捕手・小林が刺し、一瞬で2死となった。
エルドレッドには左前打を打たれたが、最後は鈴木を三ゴロに打ち取って試合を締めた。
チームは連敗を3で止めた。沢村は守護神の役目を果たし、8セーブ目。並んでいたヤクルト・オンドルセク、阪神・マテオ、広島・中崎を上回り、リーグ単独トップに立った。