工藤監督、現役の日本一と「全然違う」

ナインの手で宙を舞う工藤監督(撮影・吉澤敬太)
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 「日本シリーズ・第5戦、ヤクルト0-5ソフトバンク」(29日、神宮球場)

 ソフトバンクが完封勝ち。対戦成績を4勝1敗として、2年連続7回目(前身の南海、ダイエー時代含む)の日本一に輝いた。

 胴上げで9度、宙に舞った工藤監督。日本一監督インタビューでは「感無量ですし、本当に選手たちが一戦一戦大事に、そして絶対に負けないんだという気持ちを試合の中で出してくれて、本当に僕は幸せです」と興奮気味にまくし立てた。

 西武、ダイエー、巨人での現役時代に計11回の日本一を経験。監督としては就任1年目にして初の日本一となったが「全然違いますね。やっぱり選手たちがグラウンドの中で暴れてくれて勝っていかないと、僕が宙に浮くこともできませんでしたし」と現役時代とはまた違う喜びをかみ締めた。

 日本一チームを引き継いでの監督就任。春季キャンプのころは「分からないことがたくさんあった」と振り返る。それでも「そんな中で僕を受け入れてくれて、そしていろいろ注文もあったと思いますけど、それをしっかりやってくれて、向上心を持って1年間やってくれました」と選手たちをたたえた。

 最後にはファンに向けて「皆さんの声援は本当に僕の力になりましたし、選手たちの大きな力になったと思います。ありがとうございました!」と感謝していた。

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