次期監督の候補を球団OBの金本知憲氏(47)に絞り込んでいる阪神は、就任要請と交渉を既に2度行って回答を待っている状態であることが9日、球団関係者への取材で分かった。具体的な回答期限は設定していないとみられる。金本氏が受諾すれば、新体制の陣容固めが本格化する。
9月27日に優勝の可能性が消えた阪神は、同30日に和田豊監督の今季限りの退任を発表した。後任は親会社である阪神電鉄の意向を受けて金本氏に一本化し、今月1日に就任を要請した。8日にも球団幹部が兵庫県内のホテルで交渉に臨み、全面的にバックアップしていく熱意を伝えた。