楽天・小山が引退登板で高浜に二塁打
「楽天-ロッテ」(6日、コボスタ宮城)
3-3の同点で迎えた九回、今季限りでの現役引退が決まっている小山伸一郎投手が登板。代打・高浜に右中間へエンタイトル二塁打を打たれ、現役最終登板を終えた。
初球は低めに直球を投じて見逃しストライク。2球目の直球が真ん中付近に入ったところを、完璧に打ち返された。
同じく今季限りで引退する永井は六回に登板。東洋大の後輩・清田がボール球を3球連続で空振りしての三振だったが、小山は“ガチンコ勝負”の引退登板となった。マウンドを降りる際には帽子を取り、深々と一礼。ベンチに戻るとタオルで顔を押さえつけるように泣いた。
小山は1996年度ドラフト1位で明野高から中日に入団した。2005年から楽天に移籍し、日本一に輝いた13年には中継ぎとして活躍。投手陣のリーダー役としてもチームに貢献した。