大商大堺が2年連続近畿大会出場
「高校野球大阪大会・準決勝、大商大堺3-1阪南大高」(4日・舞洲ベースボールスタジアム)
大商大堺が4番・大森蓮太外野手(2年)の一振りで阪南大高を下し、2年連続の近畿大会出場を決めた。
0-0で迎えた八回、1死一、二塁から「とにかく自分のスイングをすることを心がけた」と甘く入った変化球をフルスイングすると、打球は左翼の頭上を越した。一気に2者が生還する決勝適時二塁打。静純也監督(40)は「なかなか4番として結果が出てなかったけど、本人には『変えないから』というのは伝えていた」と明かす。
大森は新チームになって初めてベンチ入りした選手。もともとは捕手で昨冬に指揮官から外野へのコンバートを告げられた。「打力を生かしてということで。何とか結果を出して監督を喜ばせてあげたかった」と言う。
自主練習では誰よりも遅くまでバットを振り、私生活でも率先して靴を並べるなど新チームで模範となってきた4番。「もっと守備からリズムを作れるように」と春夏通じて初となる甲子園出場へ、激戦区の大阪を突破した。