プロ野球中日の谷繁元信監督兼捕手(44)が26日、27年間のキャリアを締めくくる引退試合に臨んだ。「8番・捕手」で先発出場し、二回の第1打席を終えて交代。内野ゴロに倒れたが、かつての本拠地である横浜スタジアムは温かい拍手に包まれた。3人の息子から花束を受け取り「自分のプロ野球選手としてのプレーが終わった」と感慨深げだった。
父一夫さん(79)は報道陣の多さに驚き「これで終わりかと、じーんときた」としみじみ。谷繁捕手の高校入学時に買ったというフィルム式カメラを持参し「野球をやっている姿は全部これで撮ってきた。きょうで一緒に引退かな」と話した。