「巨人６－３ＤｅＮＡ」（１２日、東京ドーム）

　巨人が逆転勝ちした。

　０－２で２点を追う二回、無死満塁の好機を築き、加藤の右前適時打でまずは１点を返した。

　１－２の五回には１死満塁から坂本の右犠飛で同点。２－２の六回には、「追い込まれていたので、なんとか右方向へ打って、後ろへつないでいければいいかなと思っていた」という村田が右越えソロを放って勝ち越し。なおも１死一、二塁と攻め、代打・アンダーソンの３ランでたたみ掛けた。

　先発の高木勇は４安打２失点で、プロ最短となる１回２／３ＫＯ。その後は救援陣が踏ん張り、六回から３番手で登板したドラフト２位ルーキー・戸根（日大）が、１回を三者連続三振の好投。その裏に打線が勝ち越しを決め、プロ初勝利を手にした。

　戸根は「１球１球、魂込めて投げました。つないで、つないで、リリーフ陣の方が頑張った結果、僕のところに初勝利という形で舞い込んできたので、非常にうれしい初勝利になったと思います」と喜んだ。