藤井秀悟 現役続行目指し壁当て練習
9月30日にDeNAから戦力外通告を受け、なお現役続行を希望している藤井秀悟投手(37)が8日、公式ブログで壁当てキャッチボールなど1人練習で体調を維持していることを明かした。
藤井の8日の練習メニューは「バイクの代わりにロードワーク グランドでランニングと壁当てキャッチボール」と、コンクリートの壁の前に硬式球が数10球転がっている写真を掲載した。
高さ約70センチのコンクリート壁の上部は金網で「だいぶ慣れたけど 距離が遠くなって、ネットに当たったりの 跳ね返ってこない対策にボールをたくさん用意」と、1人練習に工夫を凝らしている様子もうかがえた。
昨年8月に左ひじじん帯を損傷して以来、1軍では投げていない藤井だが、11月には12球団合同トライアウトに参加、現役への道を模索する。
DeNAからはトライアウト受験まで横須賀の練習場の使用を認められているが、相手のいないときは壁当てなどで1人練習するしかなく「先が見えなくても 頑張らなきゃ」と、自分に言い聞かせながら日を送っている。
藤井は早大からドラフト2位で2000年にヤクルト入団。日本ハム、巨人、DeNAで14年間プレー、通算83勝81敗、防御率3・77。ヤクルト時代の01年には最多勝に輝いている。
2006年に開設し、毎日書き込んできた藤井のブログのタイトルは「野球小僧」-。