ドジャース 大谷先制ホームも黒星発進 163キロ超の剛球見極め出塁 3試合12打席ぶり安打も
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ、ブルワーズ2-1ドジャース」(11日、ミルウォーキー)
ナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)がミルウォーキーで開幕して第1戦が行われ、大谷翔平投手(32)が「4番・指名打者」で出場したドジャースはブルワーズに1-2で逆転負けを喫し、黒星発進となった。大谷は六回に左前打を放ち、3打数1安打。二回に四球で出塁し、先制ホームを踏んだが、チームはリードを守り切れなかった。第2戦は山本由伸投手(28)が先発する。
時速163キロ超の剛球を冷静に見極めた。二回、先頭の大谷がバットを止めて四球を選んだ。次打者の右前打で二塁へ進むと、7番パヘスの右前打で一気に先制ホームを踏んだ。最速170キロを誇る24歳エース、ミジオロウスキーに球数を投げさせて得点を奪う。お手本のような攻略法で敵地を沈黙させた。
地区シリーズは打率・154と苦しんだ。ボール球を追いかける悪い癖。ロバーツ監督とベイツ打撃コーチはそろって『力み』を指摘した。前日10日に敢行した屋外でのマシン打撃では悪癖の修正を意識しながら71スイング。この日は異例の試合前フリー打撃で42スイング。強度や飛距離よりも構えやバットの軌道を意識したスイングを繰り返した。
六回の打席でここまでの取り組みが実を結んだ。リリーフエースのウリベに追い込まれながら変化球を捉えて左前打。打球はやや詰まっていたが、ライナー性の打球で3試合12打席ぶりの安打を記録。この日2度目の出塁となった。
打順は2戦連続の「4番」。打席内容は迫力に欠けるが、試合前の会見でロバーツ監督は「基本に立ち返ろうとしているところだ。手応えを感じている」と言えば、敵将マーフィー監督は「この男はこの時期の結果の出し方を知っている。私も選手たちも彼を最高レベルの選手だと見ているよ」と言い切った。負けられない第2戦。背番号17が期待に応える快音でシリーズの流れを変える。
