大谷翔平 今季初本拠地&先頭弾 9年ぶり再会、日本ハム先輩・増井浩俊氏“お願い”即回答 直近7戦4発、連続出塁「45」継続
「ドジャース6-3レンジャーズ」(11日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(31)はロサンゼルスでのレンジャーズ戦に「1番・指名打者(DH)」で出場し、初回に4試合ぶりの本塁打となる4号ソロを放った。先頭打者アーチは今季初で、4打数2安打1打点。45試合連続出塁とし、日本勢最長記録を伸ばした。試合前には球場を訪問した日本ハム時代の先輩、増井浩俊氏(41)と再会。本塁打の“お願い”に第1打席で応えた。
相手に傾きかけた流れを一振りで止めた。快音とともに弾かれた打球が右翼席中段に飛び込んだ。打球角度36度は今季の4本塁打で最も大きく、美しい放物線を描いた。「先頭弾返し」で取り返した1点。ベンチの中で大谷が愛犬のしぐさをまねて舌を出す“デコピン・ポーズ”を披露してチームメートと笑い合った。
待望の一本だった。相手先頭打者の一発で、いきなり追う展開となった初回の打席。2ボール1ストライクから捉えたのは、見逃せばボールの内角スライダーだった。前日まで本拠地7試合ノーアーチだった大谷が、確信歩きで打球の行方を見届けた。チケットは完売し、5万3617人が埋めたスタジアムがどよめきと歓声に包まれた。
「なんとか1本打てて、これからもっともっと波に乗りたいなと思います」
直近7戦4本塁打。量産態勢を予感させた。
“約束の本塁打”でもあった。試合前のベンチ裏。日本から応援のためにやってきた、日本ハム時代の先輩で2022年に現役を引退した増井氏と9年ぶりに再会した。旧交を温める中で掛けられた言葉は「ホームランを打って」。第1打席でいきなり“ショウ・タイム”を披露した。
大谷のバットが打線に火をつけた。同点に追い付き、なおも2死一、二塁の好機に6番のT・ヘルナンデスが勝ち越し3ラン。試合後のロバーツ監督は「素晴らしかった。ショウヘイが同点にしてくれたのは本当に大きかった」と称賛。「本塁打だけじゃなく、四球も選んで出塁している。その姿勢が本当に素晴らしい」。二回には投手内野安打で4戦ぶり5度目のマルチ安打を達成。45試合連続出塁で日本勢最長記録をさらに更新した。
連勝で3カード連続勝ち越し。MLB最高勝率・786を維持し、貯金を8に積み上げたチームの力に「投打ともに自分たちのやることをやっている。それが形になっている」と大谷。これで本塁打を打った試合は無傷の4連勝。不敗神話は続く。
◆メジャー通算25本目の先頭打者本塁打 今季初の先頭打者アーチを放った大谷だが、メジャー通算では25本目の先頭打者弾となった。この一発は本拠地ドジャースタジアムでの今季初アーチ。本拠地8戦目だったが、ドジャース移籍後は“最遅”の本拠地1号だった。2024年は本拠地7戦目、25年は本拠地初戦でアーチをかけていた。チーム14戦目での4号は自身3番目のペース。単純計算ではシーズン46発超えとなる。
