大谷翔平 2戦連続打点 繋ぐ打撃で勝利に貢献 ロバーツ監督「状況に応じた打撃が素晴らしかった」地区S初戦先発へ
「ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ドジャース8-4レッズ」(1日、ロサンゼルス)
各地で3回戦制のワイルドカードシリーズ第2戦が行われ、ナ・リーグはドジャースがレッズに8-4で勝ち、2連勝で地区シリーズ進出を決めた。先発の山本由伸投手(27)が6回2/3を4安打2失点でポストシーズン通算3勝目を挙げた。大谷翔平投手(31)は「1番・指名打者」で出場し、4打数1安打1打点。カブスはパドレスに敗れ、1勝1敗となった。ア・リーグはヤンキースがレッドソックスに、ガーディアンズがタイガースに勝ち、ともに1勝1敗に持ち込んだ。
泥臭く1点を取りにいく大谷の姿勢がチームに逆転勝利をもたらした。2点を追う三回無死二塁。右方向を狙った初球打ちの二ゴロで走者を三塁に進めた。ベンチに戻ると、フリーマンら選手、首脳陣たちからハイタッチで称えられた。続くベッツの中前適時打で1点を返し、四回には4長短打で2点を奪ってチームは逆転に成功した。
前日の第1戦で大谷はポストシーズン自己初の1試合2本塁打を記録。チームとしても5本塁打で完勝した試合内容から一転、つなぐ打撃で得点を積み重ねた。指揮官は「状況に応じた打撃が素晴らしかった。いろんな形で1点を取った。ショウヘイがベッツにつないだ進塁打がまさにそれ。チーム打撃ができている」と称えた。
大谷は3-2の六回1死一、三塁では7球粘って右前適時打をマーク。打者10人で4点を奪う猛攻で点差を5に広げた。5点差がついた七回1死一塁の場面では申告敬遠。勝負を避けられたが、続くベッツが左翼線適時二塁打でダメ押しした。
今季2度目のシャンパンファイト。大谷は仲間たちとアルコールのシャワーを浴びて絶叫したが、祝勝会の途中に会場を出ていった。
4日から始まるフィリーズとの地区シリーズ。その第1戦に大谷が先発することが正式に発表された。自身初のポストシーズン二刀流出場。投げて、打って、勝利をもたらす。





