山本由伸は志願の113球「もう1イニング行ける」六回無死満塁乗り越え七回続投の意図明かす「一つでもアウトを多く取ることが」
「ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ドジャース8-4レッズ」(1日、ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手が先発マウンドに上がり、七回途中2失点の好投でチームを地区シリーズ進出へ導いた。試合後の会見では志願してマウンドに上がり、メジャー移籍後最多となる113球の熱投につながったことを明かした。
ゲームのハイライトは六回だった。3連打で無死満塁と絶体絶命のピンチを招いた。「1点もやりたくなかった」と山本。ここでヘイズは遊撃へのゴロを放ち、ベッツがバックホームしてフォースアウトに。続くスチュワートの打席ではロートベットが急きょタイムをかけてしまうハプニングに本拠地も騒然となったが、動揺は見られず。最後は外角のカーブで空振り三振を奪い、2死までこぎつけるとスタンドのファンは沸き返った。
そしてデラクルーズにはカーブから入り、2球目のインサイドは惜しくもボールに。ベンチの大谷も緊張の面持ちで見つける中、3球目はカーブでファウルを打たせて追い込んだ。ここで観客は総立ちとなりタオルを振る異様な雰囲気に。4球目、5球目とファウルとなったが、壮大な「ヨシコール」でスタンドが後押し。「カーブが有効だと思った。自信を持って投げた」と最後はカーブで空振り三振を奪い、無失点で切り抜けると大歓声でスタンドが揺れた。
「いつも通り冷静に。それが好投につながった」と振り返った右腕。続く七回に「一つでも多くアウトを取ることがチームのためになる。まだ余力があったのでもう1イニング行きます」と志願して上がったが、連続四球を与えたところで降板。それでも113球の熱投はチームのためにアウトを一つでも多く取ろうという思いの表れだった。
初回にテオスカーの失策からピンチを招き、先制の2点タイムリーを浴びたが「あそこは絶対に抑えたかったんですけど、切り替えて」と語った右腕。大黒柱としての責任を見事に果たし、チームを地区シリーズ進出へ導いた。





