吉田正尚が代打で逆転決勝打!レッドソックスが地区S進出に王手 初球&一振りでゲームを決める ヤンキースは痛恨の継投失敗
「ア・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ヤンキース1-3レッドソックス」(30日、ニューヨーク)
レッドソックスが先勝で地区シリーズ進出に王手をかけた。七回に代打で登場した吉田正尚外野手が逆転の中前2点打を放った。
試合はヤンキースのボルピーが先制ソロを放って主導権を奪った。だがレッドソックス先発のクロシェも粘りの投球で追加点を許さず。フリードとの投げ合いで緊迫した状態が続いた中、七回1死でマウンドを降りたことで一気にゲームが動いた。
代わったウィーバーからラファエラの四球、ソガードの二塁打で1死二、三塁の好機を作った。ここで吉田が代打で登場。初球のフォーシームをきれいに捉えると、打球は痛烈に二遊間を破った。一気に2者が生還する逆転の2点タイムリー。吉田は一塁塁上で満面の笑みを浮かべ、ベンチも大盛り上がり。敵地は悲鳴と歓声が交錯し、ヤンキースファンはぼうぜん自失の表情でグラウンドを見つめていた。
吉田はレギュラーシーズンは右肩の故障や不調で長期間、苦しんだが、9月に輝きを取り戻した。ポストシーズンへ「ここからが本当に勝負だと思う。そこで何とかチームに貢献できればいい」と決意を語っていた。
先発のクロシェは被弾後、ヤンキース打線をパーフェクトに抑え7回1失点。八回途中から剛腕守護神のチャプマンを投入した。九回にはバーグマンの適時二塁打で突き放したレッドソックス。第2戦に勝利すれば地区シリーズ進出が決まる。対するヤンキースはブーン監督の継投失敗が大きく響き、九回にジャッジらの3連打で好機をつくるも反撃は及ばなかった。





