ドジャースが3連勝 大谷翔平は「50本塁打-20盗塁達成」も55号は持ち越し 残り2試合でキングまで2本差 佐々木朗希が2戦連続ホールド
「マリナーズ2-3ドジャース」(26日、シアトル)
ドジャースが3連勝。大谷翔平投手は3打数無安打、1四球、1盗塁で「50本塁打-20盗塁」を達成。だがフィリーズ・シュワバーとの本塁打王争いではアーチを放つことができず。2本差のまま残り2試合に向かうことになった。
初回の第1打席で高めのフォーシームに空振り三振に倒れた大谷。第2打席では冷静にボールを見極めて四球で出塁すると、直後に二盗を決めた。自身2度目となる「50本塁打-20盗塁」を達成した大谷。だが第3打席は内角直球に詰まらされての中飛、第4打席は外角の変化球を捉えるもバットの先で失速。中飛に倒れた。
この日、ドジャースはブルペンデーに変更。ポストシーズンへ向け、ブルペンのオーディションという形になった。七回から5番手で登板した佐々木朗希投手は、8番のクロフォードに初球の98マイルでファウルを打たせ、鋭いフォークで空振りを奪い簡単に追い込んだ。3球目のフォークを流し打たれたが、三塁のキケ・ヘルナンデスが逆シングルキャッチからジャンピングスローで一塁封殺。佐々木も拍手を送った。
続くヤングにはストレートで押し込みカウント有利に。ベンチでは山本、大谷らがリラックスした表情で見つめる中、最後は100マイル(160・4キロ)のストレートで空振り三振。雄たけびをあげて投じた1球だった。
そしてアロザレーナには100マイルを連発したが、161キロを完璧に捉えられ左翼フェンス直撃の二塁打。ここでローリーを迎え、MVPコールがわき起こる中、フォークを連投して追い込んだ。そして最後も低めに落ちるフォークで空振り三振を奪い、敵地のファンを沈黙させた。
ポストシーズンでは現在のアクティブロースターが2減の26人となるため、救援陣は生き残りをかけた3試合となる。その中で佐々木はきっちりと2戦連続ホールドで結果を残した。
八回はトライネンが1点差に迫られて不安定さを露呈。九回はスコットが2死満塁のピンチを招いたが、辛くもリードを守って試合を締めた。





