佐々木朗希 初回から2被弾3失点→五回途中ワースト5失点で2勝目ならず プロ初中5日のマウンド 二回以降は修正力見せるも

 「ダイヤモンドバックス-ドジャース」(9日、フェニックス)

 ドジャースの佐々木朗希投手が日米通じて初めて中5日で先発マウンドに上がり、初回にマルテに同点ソロを被弾した。さらに2死からガルシアにも右翼へ勝ち越しの2ランを被弾した。最終的に五回途中5失点でマウンドを降りた。

 初回に大谷の二塁打からフリーマンの犠飛で1点を先制してもらった右腕。先頭のキャロルを素早く追い込んで三ゴロに打ち取ると、マルテもカウント有利に勝負を進めたが、ファウルで粘られインハイのフォーシームを右翼ポール際へ運ばれてしまった。

 思わずマウンドでぼうぜんとした表情を浮かべた佐々木。前日の山本もマルテに一発を浴びており、日本人投手が2戦連続の被弾となった。なおも2死二塁からスアレスに右中間へ2ランを被弾した。

 思わぬ形で逆転を許した佐々木。それでも大谷の同点二塁打で試合を振り出しに戻した二回は、1死から右前打で走者を出塁させたが、パヘズの好プレーもあり8球で無失点。すると味方打線が三回に打者一巡の猛攻でビッグイニングを作り、勝ち越しに成功した。

 佐々木はきっちり修正し、三回を6球で三者凡退に仕留めたリズムを呼び込むピッチング。ベンチでスミスとタッチをかわし、大谷が拍手を送った。

 しかし四回、浮いたスプリットを捉えられ左翼線二塁打を許した佐々木。モレノを遊ゴロに打ち取る間に走者は三塁へ進み、グリエルの一ゴロ間に1点を失った。なおもトーマスに死球を与えると、スタンドからは強烈なブーイング。異様な雰囲気となり、ペルドモには四球。キャロルの打席ではピッチクロック違反もあったが、最後は中飛に打ち取り粘った。

 五回もマウンドに上がったが、先頭のマルテに四球を与えたところでロバーツ監督がベンチを出て交代を告げた。五回途中でワースト5失点となり降板。2勝目はならなかった。その後、バンダが満塁弾を被弾。佐々木が与えた最後の四球が引き金になってしまった。

 この日は屋根が開けられ、気温38度、湿度14%と過酷な条件となっていた。初回にまさかの2被弾3失点。フォーシームの球速も150キロ前半という立ち上がりになっていた。

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