大谷翔平 リーグ最多32得点 三塁打、二盗、3得点で堅首に貢献 ド軍4月5連勝締め

 「ドジャース12-7マーリンズ」(30日、ドジャース)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)がマーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、八回に今季最長の5試合連続安打となる中堅フェンス直撃の三塁打を放った。三回には今季9個目の盗塁となる二盗を決めて生還するなど、1試合3得点でリーグ最多の32得点まで伸ばした。チームの5連勝に貢献し、最高の形で4月を締めくくった。

 4打席目までノーヒット。それでも存在感を示すのが大谷だ。9-3の八回無死。飛距離121メートルの打球が中堅手の頭上を越えた。地元ファンの興奮がフィールドに渦巻く。白球の行方を見ながら加速し、三塁へ滑り込んだ。今季3本目の三塁打。連続安打試合を5に伸ばすと、次打者への暴投で生還。勝利を確定させるホームを踏んだ。

 三回無死一、二塁は投ゴロに倒れたが、全力疾走で併殺を阻止。一塁に残ると、次打者ベッツの初球に二盗を決めた。シーズン9個目の盗塁後は、左前適時打でホームイン。両リーグ一番乗りで30得点をマークした。

 四球で出塁した六回もベッツの三塁打で一塁から生還しており、1試合3得点。メジャートップの32得点まで伸ばした。

 4月最後の試合で、チームは2試合連続2桁安打&2桁得点で連勝を5に伸ばした。貯金は今季最多の11。2位・パドレスに1・5差をつけてナ・リーグ西地区の首位を走る。

 強力打線の中でも、1番大谷、2番ベッツ、3番フリーマンのMVPトリオの存在は大きい。試合後のロバーツ監督は「チーム全体への重圧を軽減している。彼らがスーパースターであるゆえんがそこにある。自分たちが置かれている立場の責任を背負うことも役割の一つだ」と、存在感の大きさを口にした。

 大谷は第1子誕生のため、2試合を欠場した後は調子を落としていたが、直近5試合は19打数8安打、打率・421と上り調子。4月を終えて7本塁打は、本塁打王に輝いた過去2年と同じだ。

 9盗塁はメジャー8年目で最も多い。例年6、7月に調子が上がる傾向があるだけに、2年連続の「50本塁打、50盗塁」の期待も抱かせる上々の滑り出しだ。

 5月は1日の休養日を挟み、2日から今季最長となる3都市10連戦が始まる。正念場でこそ、「1番・大谷」の活躍がチーム浮沈の鍵を握る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス