MLB開幕目前!ドジャースは大谷、由伸、朗希+新加入スネルの超豪華ローテ 昨季WS制覇豊富な資金で大補強

 米大リーグの開幕となる「MLB東京シリーズ・ドジャース-カブス」が18、19日に東京ドームで開催される。大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)を擁して昨季のワールドシリーズを制したドジャースは、オフに佐々木朗希投手(23)を獲得するなど大型補強を敢行。カブスは投打で今永昇太投手(31)、鈴木誠也外野手(30)の日本コンビが投打で中心を担う。日本選手以外にも魅力的な選手がそろう両チームの状況や陣容は。デイリースポーツMLB担当の小林信行記者が紹介する。

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 徹底した補強は連覇への意欲の表れ。昨季は大谷と山本を総額10億ドル(約1480億円)超える資金で驚愕(きょうがく)の両獲りをやってのけた球団がこのオフもさらなる強化に着手した。

 投手陣。ジャイアンツからFAになったサイ・ヤング賞2回の左腕、スネルを5年1億8200万ドル(約270億円)で獲得すると、ロッテから入札制度を利用した佐々木の大争奪戦にも勝利。山本、グラスノー、今季中の投手復帰を目指す大谷とともにMLB屈指のローテを完成させた。

 救援陣は“大谷キラー”で名をはせた左腕スコットを4年7200万ドル(約106億円)で新守護神として迎え、19年セーブ王のイエーツとも合意。昨季は抑えも兼任したトライネンとも契約を延長し、必勝パターンの基礎をつくった。

 オフェンス面も抜かりはない。昨季はメジャー30球団最高のOPS(出塁率+長打率)を記録した打線。核となった大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオに負けない活躍を見せたT・ヘルナンデスやエドマンと複数年の契約延長。昨季20発のコンフォートを外野陣に加えた。また、チームリーダーのロハスとムードメーカーのK・ヘルナンデスのベテランコンビとも再契約を結び、控えの戦力を維持した。

 野茂英雄がドジャーブルーのユニホームに身を包み、全米にトルネード旋風を巻き起こしたのは1995年のこと。あれから30年。3人の侍が先発陣の柱となって黄金時代を築いてゆく。

 ◆すっかりおなじみになった本塁打の儀式。生還した選手をベンチの前で出迎え、ひまわりの種で祝福するのはT・ヘルナンデスだ。上位打線を形成するMVPトリオに続く不動の4番。昨年の球宴本塁打競争を制した打棒もさることながら、クラブハウスで見せる人柄の良さだ。大谷とは普段から冗談を言い合う間柄。そのひげ面からは想像できない少年のような笑顔は人々の心を和ませる。

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