佐々木朗希 4回1安打0封 日本開幕2戦目つかみ取った!ロバーツ監督明言「本当にわくわくするね」
「オープン戦、ドジャース10ー2ガーディアンズ」(11日、グレンデール)
ドジャースの佐々木朗希投手(23)がキャンプ地最終戦、ガーディアンズとのオープン戦で4回1安打無失点。前回4日のレッズ戦に続く2登板連続“完封”の好投を披露した。試合後、デーブ・ロバーツ監督(52)は19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕第2戦の先発投手を明言。開幕戦に先発する山本に続いてマウンドに上がる。
抜群の安定感。その右腕で夢をつかみ取った。2登板連続無失点の快投。佐々木のメジャーデビューの舞台が東京ドームに決まった。
「ここで活躍するためにやってきたのですごく興奮してますし、それをまた東京で迎えられるのは特別というか、なかなかないことだと思うので、本当にここまでけがなくやってこれて良かった」
淡々とした口調から喜びがにじみ出る。ポーカーフェースをわずかに緩めた。
4日の実戦初登板から中6日の調整で臨んだマウンド。初回を10球で三者凡退に仕留めた。二回以降は走者を背負いながらも後続をピシャリ。最速157キロは前回より約3キロ落ちたが、それでも許したヒットは止めたバットの右前打だけ。4回を41球で、降板後はブルペンで15球を追加するほど余力を残した投球だったが「前回より思うようにいかなかったところもあるし、悪い癖が出た」と反省しながら「開幕前に出てくれてよかった」と前向きに捉えた。
試合後のロバーツ監督は「とても効果的な投球だった」と評価。「次の先発登板は5イニングまでいけるだろう。東京での第2戦。正式発表です。ヨシ(山本)が開幕戦でササキロウキが2戦目。本当にわくわくするね」と声のトーンを高くした。
米1年目のキャンプでは下半身の使い方に重点を置き、投球フォームを改善。「シーズンの大事な時にいい投球ができるように試行錯誤しながらやっていけたら」。ベスト体重92キロを維持しながら体づくりも行ってきた。
今キャンプはマイナー契約の招待選手と参加。東日本大震災が起こった3月11日に登板し、目標だった「メジャー昇格」が決まった。23年WBCで戦友だった大谷と山本とともに迎えるメジャー1年目の開幕戦。「自分も早く追いつけるように頑張りたい」。23歳の青年が表情を引き締めた。





