大谷翔平ドッキリ大成功 ロバーツ監督駐車場に“小さすぎる”ポルシェ「やってくれたな、翔平」

 「ドジャース春季キャンプ」(16日、グレンデール)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が練習後、デーブ・ロバーツ監督(52)に“ドッキリ”を仕掛けて爆笑を誘った。昨年ワールドシリーズを制し、ご褒美に本物のポルシェを期待している指揮官に、子ども用のポルシェをプレゼント。“ネタバレ”を防ぐため、球団が報道陣に異例のかん口令を敷くほどの徹底ぶり。無事に成功を収め、球団がSNSに投稿した動画は大バズリしている。

 球団施設内の選手、関係者専用駐車場。練習を終えてクラブハウスを出た大谷が向かった先は、敷地のど真ん中に置かれた子ども用の青いポルシェだった。球団撮影班の要求に応じて車にまたがり、満面の笑みでピース。それがドッキリの序章だった。

 「このことは球団がSNSを更新するまで記事にしないでください」。球団から報道陣へ出された異例のかん口令。理由が説明されることなく、通常より1時間早くワークルーム(記者室)からの退出、帰宅を命じられた。

 その数時間後にドッキリが敢行される。仕事を終え、駐車場にやって来たロバーツ監督が戸惑いの表情を見せる。施設入りした時に止めた愛車が消えている。「俺の車はどこ?」。代わりに青い小さなポルシェが。テッテレー!球団撮影隊のカメラに気づいた指揮官が声を上げた。

 「オーマイガー!」

 伏線があった。昨年5月。沖縄出身の指揮官が持つ「球団の日本生まれ選手の通算本塁打記録」を大谷が塗り替えた際、記念に「ポルシェが欲しい」とリクエストした。大谷がドイツ製高級車とアンバサダー契約を結んでいることを踏まえての“おねだり”だったが、大谷から贈られたのは手のひらサイズのミニカー。本物を贈る意思を問われた大谷は「ワールドシリーズに勝てたら考えます」と返答していた。

 もちろん、指揮官も当時の大谷の言葉を覚えている。「やってくれたな、翔平」。球団撮影班に「仕掛け人は翔平?」と確認し、ふたたび笑顔。「最初見た時はどういうこと?って感じだったよ。とりあえず、写真を撮ったよ」と豪快に笑った。

 最後は大谷と同じようにポルシェにまたがって笑顔でピース。「翔平、次は君の番だ。困らせてやるぞ」。プロレスラーのようにカメラレンズに人さし指を出してリベンジを宣言した。

 スーパースターと常勝軍団を率いる指揮官とのほのぼの動画は、球団公式Xへの投稿から8時間後に500万回再生を突破する大バズリ。1カ月後の東京開幕に向けて、チームの結束はさらに強くなりつつある。

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