「タイガース６－２ブルージェイズ」（２４日、デトロイト）

　ウイルス性の疾患で負傷者リスト（ＩＬ）入りしていたタイガースの前田健太投手（３６）が、７日以来となるメジャーのマウンドで、５回無失点で２勝目。前回は２回７失点と乱れただけに「ＩＬに入る前の登板がよくなかったので不安はあったが、最初の登板で内容も結果もついてきたのでほっとしている」と、満足げに話した。

　立ち上がりから変化球を多投し、二回以降は直球やツーシームを増やした。打球速度の遅いフライの山を築き「球種を狙われることなく打ち取れた。ストレートをうまく使いながら、強い当たりを打たれなかったのが良かった」と振り返った。

　１９日にマイナーでリハビリ登板しており、前日に急きょ登板が決定。中４日での調整だったが「前回（マイナーで）５０球だったので問題なかった。結果的に良かった」。チームの連敗を５で止める白星に、笑顔だった。