大谷翔平がメモリアル弾&安打含む3安打 MVPトリオで打率トップの・353 ドジャースは延長戦で惜敗し初の連敗

 「ドジャース7-8パドレス」(12日、ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平選手はMLB日本人最多タイとなる通算175本目となる4号ソロ、日米通算1000安打、パドレス・松井裕樹投手から強烈な二塁打を放つなど3試合ぶり今季2度目の3安打をマーク。打率は・353へ上昇した。だがチームは延長戦で敗れ、初の連敗を喫した。

 2点を追う初回1死、1ボールからの2球目だった。外寄りの変化球を完璧に捉えた打球は美しい放物線を描いて左中間スタンドに飛び込んだ。悠然とダイヤモンドを一周し、ベンチ前ではヒマワリの種のシャワーを浴びた背番号17。初回に2失点した山本を援護する一撃だ。

 さらに五回の第3打席では左翼線にポトリと落とす二塁打をマーク。これで日米通算1000本塁打をマークした。七回の第4打席では松井と2度目の対戦となり、4球目の外角スライダーを引っ張り込んでの二塁打をマーク。「個人的にはうれしい」と振り返った。九回の第5打席は痛烈なセンターライナーに倒れたが、5打数3安打で打率を・353とし、ベッツ&フリーマンとのMVPトリオの中でトップに立った。

 試合後、「競った試合を落としてしまったことはもちろん残念ですけど、比較的、いい粘りだったと思うので」と語った大谷。松井氏の記録に並んだことについては「憧れの存在。そういう方に記録で並べたのは幸せですね」とコメントした。

 試合前には元通訳の水原一平氏が訴追された。試合前にロバーツ監督は「(事件が)より明確になり、ショウヘイが前に進めることをうれしく思う」と話し、「これで彼の潔白が証明されたと思うし、私たちはそれを信じていた。このことはもう過去のことだか、これで野球に向き合える」。その上で大谷のプレー振りを「彼は見事に対処していた。プレーすることだけに集中し、邪魔されることなく、素晴らしい仕事をしている。他の選手たちも本当にうまく対処していたし、雑音がプレーに影響するようなことはなかった」と称えていた。

 先発した山本由伸投手は5回3失点、6奪三振で降板。初回、マチャドにカーブを狙われてメジャー初被弾となる2ランを浴びた。二回にはキム・ハソンにも一発を浴び、先行きが危ぶまれたが、三回以降はしっかりと立ち直った。低めへのカットボールが打者の狙いを外す形となり、粘り強さを発揮した。

 メジャー2勝目の権利を手にしたが、七回に救援陣がタティスに同点2ランを被弾するなど試合を振り出しに戻されて消滅。タイブレークの延長十一回に1点を勝ち越されて迎えた裏の攻撃では、三者凡退に終わった。ドジャースはこれで10勝6敗の貯金4となった。

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