大谷 韓国快音は開幕にお預け 韓国代表相手に3の0も表情明るく 妻・真美子さんがスタンド初観戦
「親善試合、ドジャース5-2韓国代表」(18日、高尺スカイドーム)
米大リーグの開幕シリーズに向けたプレシーズンゲームが18日、ソウルの高尺スカイドームで行われ、ドジャースの大谷翔平選手(29)は本番前最後の試合となる韓国代表戦に「2番・DH」で出場し、3打数無安打に終わった。スタンドで真美子夫人(27)が見守る中、一回は三邪飛、三回は左飛、四回は二ゴロに倒れた。チームは5-2で勝利した。20日から同球場で韓国初のメジャー公式戦となるパドレスとの2連戦に臨む。
開幕前最後の実戦でも快音を響かせることはできなかった。前日17日のキウム戦では2打席連続の空振り三振。この日も3打席凡退し、2日間で5打数無安打。待望の本塁打も開幕シリーズにお預けとなったが、それでも、ここまで順調に調整を続けており、大谷の表情は明るかった。
観客席には愛する人々が顔をそろえた。2月末に結婚を発表した真美子夫人が、岩手から応援に駆け付けた大谷の父・徹さん、母・加代子さんらとともに見守った。
真美子さんは、大谷が16日の会見で「公式戦自体も一緒に来て見るのも初めてですし、そういう意味ではいい思い出になると思う」と話したように、夫の名前がコールされると、笑顔で拍手を送る場面も。左手薬指には指輪が光っていた。
初回は、四球で出塁した1番ベッツが二盗に成功。先制のチャンスで打席に立った。初球から韓国代表右腕の151キロ直球をヘルメットがずれるほどフルスイングしたが空振り。2球目の高め直球も捉え損ねてファウルになった。ボールを挟んだ後、最後は外角へのチェンジアップで体勢を崩され、三邪飛に打ち取られた。
三回の第2打席では、内角球をうまく引き付けてスムーズな動作で逆方向へ打ち返したが、左飛に倒れた。四回は強烈な打球を一、二塁間にはじき返したが、二塁手の守備範囲だった。七回の打席で代打を送られると、真美子夫人と一緒に家族バスに乗って球場を後にした。
ロバーツ監督が「3人も含めて脅威のラインアップが完成した」と誇るドジャース打線。1番ベッツ、3番フリーマンとともに最強打線の一角として、いよいよ新天地での戦いに臨む。メジャー7度目の開幕。結婚後初めて迎えるシーズンへ準備は整っている。