大谷翔平、キング独走29号2ラン 月間14発で松井秀超え日本選手記録&球団記録ダブル更新
「エンゼルス7-9ホワイトソックス」(29日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、九回の打席で29号2ランを放った。月間本塁打数を14本とし、日本選手では松井秀を超える最多記録で、エンゼルスの球団記録も塗り替えた。
シーズン29本はオルソン(ブレーブス)に3本差をつける両リーグ最多。ア・リーグではロベルト(ホワイトソックス)との差を6本に広げ、キングを独走している。
この日の大谷はホワイトソックスの先発リンに初回と二回の打席はいずれも空振り三振。2点を追う四回2死二塁の得点機は今季4個目の申告敬遠で歩かされ、本拠地スタンドから不満の声が起こった。七回無死一塁の打席は四球で歩き、好機を拡大したが、後続にあと1本が出なかった。
会心の一撃は九回2死一塁の場面。カウント1-2と追い込まれながら低めのスライダーを完璧に捉え、中堅フェンスの向こうへ運んだ。飛距離134メートル、速度179キロのアーチで地元ファンを熱狂させた。
大谷は前日まで6月25試合の月間成績が打率・394、13本塁打、26打点。本塁打、打点、長打率(・919)、OPS(1・398)で両リーグ1位、打率はア・リーグ1位。月間MVPが確実視されている。





