あわや「なおエ」発動危機に日本ファンヒヤヒヤ 最終回無死満塁のピンチ 見事な火消しで安堵の守護神が「印象的」

 レンジャーズに勝利し、雄たけびを上げる大谷(中央手前)
 先発し、6回2失点で6勝目を挙げた大谷
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 「レンジャーズ3-5エンゼルス」(15日、アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で投打同時出場し、八回の第4打席で2戦連発となる22号ソロを放った。投げては6回2失点で5月15日オリオールズ戦以来、1カ月ぶりの6勝目を手にした。

 最終回はヒヤヒヤだった。3点リードの九回、満を持して守護神のエステベスを投入したエンゼルス。だが制球が定まらず3連続四球を与えて無死満塁のピンチを招いた。

 ここでネビン監督は降板を決断。ウェブを投入した。一発出ればサヨナラの状況で上位打線を迎えたが、右腕は力強いストレートで2つのフライアウトを奪って2死にこぎつけた。ロウには押し出し四球を与えてしまったが、ガルシアを高めのストレートで空振り三振。見事な火消し役を務め上げた。

 試合終了後にはネビン監督とエステベスが抱き合うシーンも。指揮官自ら精神的なケアを行った。日本のツイッターでは「エステベス」「ノーアウト満塁」などが相次いでトレンド入り。「エステベスだってたまにはダメな時もあるさ」「エステベスのほっとした顔も印象的でした」「エステベス今日はダメだったけど降板後もしっかり気持ち入れてウェブやチームを鼓舞していたのが非常に好感もてる」といった守護神の背中を押すつぶやきが相次いだ。

 チームはポストシーズン進出へ前半戦のヤマ場となる同地区首位・レンジャーズとの4連戦に3勝1敗と勝ち越し。敗れれば一気に暗雲が立ちこめる状況だっただけに、大きな1勝となった。

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