アスレチックス・藤浪 圧巻初ブルペン40球 球団レジェンド絶賛「良い1年確信」

 プルペンで力強いボールを投げる藤浪(アスレチックス提供)
 藤浪の投球を絶賛したスチュワート氏(撮影・小林信行)
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 「アスレチックス春季キャンプ」(16日、メサ)

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)が16日(日本時間17日)、キャンプ2日目を迎え、初めてブルペン入りした。首脳陣、フロント陣ら約30人が見つめるなか、40球を投げ「全体的に良かった」と満足感。88~90年のリーグ3連覇に貢献し、球団の黄金期を築いた通算168勝のレジェンド右腕、デーブ・スチュワート氏(65)はその投球を絶賛し、「良い1年になると確信している」と太鼓判を押した。

 期待の大きさの表れだった。フォーストGMをはじめとするフロント陣や、コッツェー監督とエマーソン投手コーチら首脳陣など、藤浪の投球を一目見ようと約30人の関係者がブルペンに集まった。

 子どもの頃からの憧れだった背番号11のユニホームでマウンドに立った藤浪。「ちょっとダボつくなぁ」。違和感を覚えながらも直球に変化球を織り交ぜて40球。鋭く落ちたスプリットには周囲から「nasty(エグい)」の声が漏れた。

 投球の後半では今季から実施される新ルール「ピッチクロック(投球時間制限)」を意識し、時間を計測しながら投げた。クイックモーションでは左足の着地の仕方に工夫を凝らした。

 「全体的に良かったんじゃないですか。ある程度コントロールできてましたし、ストレートも変化球も全体的にいいバランスで投げられたかなと思ってます」

 そう振り返った藤浪を絶賛したのは、背番号34が永久欠番になっているスチュワート氏だ。87年から4年連続で20勝を達成したレジェンド投手は「彼の持つ才能と能力を見ることができた。直球に躍動感があった」と絶賛し、「彼にとって良い1年になると確信している」と言い切った。

 エマーソン投手コーチは開口一番、「アイ・ラブ・フジ!」と喜び、武器のひとつである縦に落ちるカットボールが左打者に有効になると高く評価した。

 今後は3日ごとに投球練習を予定。順調にいけば、28日(同3月1日)のエンゼルスとのオープン戦で実戦デビューする。

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