大谷「2番投手」で6勝目&2戦連発狙う トラウトとウォルシュは“大谷方式”で休養

試合前、ブルペンで投球練習する大谷(共同)
試合前、ブルペンで投球練習する大谷(共同)
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 「エンゼルス-ロイヤルズ」(22日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・投手兼指名打者」で出場することが発表された。開幕から12登板連続の投打同時出場でチームの連敗を止め、自身の6勝目を目指す。

 大谷は前日の試合で今季4度目、通算10度目の1試合2本塁打を記録し、日米自己新となる1試合8打点をマーク。六回に8戦ぶりの14号3ランを、7-10の九回には15号同点3ランを放ち、2本の犠飛と合わせて計8打点。06年の井口資仁(ホワイトソックス)、09年の松井秀喜(ヤンキース)の7打点を上回り、メジャー日本選手最多記録を樹立した。今季の打撃成績は打率・260、15本塁打、チーム最多の45打点、7盗塁。

 投手としては5勝4敗、防御率3・28。9日のレッドソックス戦ではチームの連敗を14で止め、前回16日のマリナーズ戦では4連敗を阻止した。この日も連敗ストッパーとして2連敗中のチームを救い、自身3連勝を狙う。

 ただし、この日のエンゼルス打線は、主砲のトラウト、前夜はシーズン2度目のサイクル安打まで単打とする猛打賞を獲得したウォルシュがそろってスタメンから外れた。4番には18日にメジャーデビューしたばかりのマッキノンが起用された。

 トラウトは7日の試合中に股関節の張りを訴えて途中交代。11日に4試合ぶりに戦列復帰した後は敵地シアトルでのマリナーズ5連戦で5本塁打を放つなどの活躍を見せていた。

 試合前のネビン監督代行は主砲の体調について「かなりハードにプレーしてきて、かなり痛んでいる」と疲労の蓄積を指摘。この日の休養については「事前に話し合って計画したもの。先週のショウヘイと同じだ」と、試合のない23日と合わせた連休で疲労回復を図る“大谷方式”を採用したことを明かした。ウォルシュについても体調不良により17日の試合を欠場したことを挙げ、トラウトと同じ理由とした。

 ロイヤルズは昨季48本塁打でゲレロ(ブルージェイズ)とタイトルを分け合った捕手ペレスがスタメンから外れた。前日の試合中に左手親指の痛みを再発させた可能性が高く、米メディアによると、この日の試合前にMRI検査を受けたという。

▽エンゼルスのラインアップ

1番・右翼 ウォード   打率・312、11本塁打、28打点

2番・投手 大谷     打率・260、15本塁打、45打点

             5勝4敗、防御率3・28

3番・二塁 レンヒーフォ 打率・205、2本塁打、7打点

4番・一塁 マッキノン  18日にメジャーデビュー

5番・捕手 スタッシ   打率・230、4本塁打、14打点

6番・三塁 ダフィー   打率・266、0本塁打、5打点

7番・左翼 マーシュ   打率・239、6本塁打、30打点

8番・中堅 ラガレス   打率・196、0本塁打、0打点

9番・遊撃 ベラスケス  打率・173、4本塁打、17打点

▽ロイヤルズのラインアップ

1番・右翼 メリフィールド打率・231、3本塁打、30打点

2番・左翼 ベニンテンディ打率・296、3本塁打、25打点

3番・遊撃 ウィット   打率・243、10本塁打、36打点

4番・捕手 メレンデス  打率・239、6本塁打、17打点

5番・DH ドジャー   打率・262、7本塁打、22打点

6番・一塁 サンタナ   打率・210、4本塁打、18打点

7番・中堅 イスベル   打率・231、0本塁打、8打点

8番・三塁 リベラ    打率・206、4本塁打、16打点

9番・二塁 ロペス    打率・220、0本塁打、6打点

   投手 リンチ    3勝6敗、防御率5・19

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