加藤豪将、元広島右腕に代わってメジャー枠外れる ブ軍残留し再昇格目指す見込み

 米大リーグ、ブルージェイズは4日(日本時間5日)、4月21日にメジャーデビューを果たした加藤豪将内野手(27)をメジャー40人枠から外したと発表した。同内野手に代わって19年に広島でプレーしたケイシー・ローレンス投手(34)が4年ぶりにメジャー昇格した。

 加藤は13年ドラフト2巡目でヤンキース入り。ルーキーリーグからスタートし、19年には3Aで打率・279,11本塁打を残したが、メジャー昇格ならず。同年オフにマイナーFAでマーリンズと、20年オフにはパドレスとマイナー契約を結び、3Aで打率・306をマークしたが、ここでも夢は実現しなかった。

 プロ10年目の今季はブルージェイズとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに参加。オープン戦14試合で打率・333と結果を残し、悲願の開幕メジャーベンチ入りを果たした。

 4月9日のレンジャーズ戦で代走で途中出場し、メジャーデビュー。同27日のレッドソックス戦では「8番・二塁」で先発出場し、うれしいメジャー初安打を記録した。しかし、リーグ規定によるメジャーベンチ枠削減で今月2日にマイナー降格していた。

 メジャー関係者によると、現在ウェーバーにかけられている加藤を獲得する球団はメジャー40人枠に入れなければならないため、移籍は考えにくく、ウェーバーをクリアした後、ブルージェイズに残留し、傘下のマイナーからメジャー再昇格を目指すという。

 加藤に代わってメジャー40人枠入りしたローレンスは19年に広島でプレー。一軍で1試合に先発したが、5回6失点と精彩を欠き、1年限りで退団した。昨年は独立リーグをへて、5月にブルージェイズとマイナー契約で合意。同投手にとってはマリナーズ時代の18年以来、4年ぶりのメジャー昇格となった。

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