鈴木誠也 カブスとVIP契約 デビュー前で全盛期イチローに匹敵!破格の5年100億円
広島からポスティングシステムを使って米大リーグ移籍を目指していた鈴木誠也外野手(27)が、カブスと5年8500万ドル(約100億3000万円)で合意し、特別条項として完全トレード拒否権が含まれていることが16日(日本時間17日)、分かった。メジャー日本野手では最大となる、イチローが08年にマリナーズと結んだ5年9000万ドル(約106億2000万円)に匹敵する好条件。デビュー前の27歳がVIP級の破格契約を手にした。(金額は推定)
誠意と熱意。日本屈指の外野手に提示されたファイナル・オファーに、カブスの思いが詰まっていた。
5年8500万ドル(約100億3000万円)。日本野手のメジャー移籍時では、07年オフにカブスが福留(当時中日)に提示した4年4800万ドル(約56億6000万円)を大きく上回る史上最大の契約。1年平均1700万ドル(約20億円)。まだメジャーの舞台にさえ立っていない選手が、08年の全盛期のイチローに匹敵する厚遇を受けた。
鈴木誠を巡る情報はこの日早朝から錯綜(さくそう)。多くの日米メディアが「5年7000万ドル(約82億6000万円)で合意した」と伝えたが、交渉過程を知る関係者は「その数字は間違っている」と否定。「5年8500万ドル。出来高は含まれていない」と説明した。
この日明らかになったのは、特別条項の存在だ。メジャー全30球団へのトレードを拒むことができる『完全トレード拒否権』と、新人王や球宴出場などへの「ボーナス」を含む『手当』だ。
「トレード拒否権」は18年オフにカブスと6年1億2600万ドル(約148億7000万円)で合意したダルビッシュ有投手も認められたが、対象は12球団の『限定トレード拒否権』。鈴木誠はVIP待遇で迎えられたと言える。
規定により、広島がカブスから譲渡金として受け取る金額は1462万5000ドル(約17億2600万円)だ。現時点では不明だが、出来高が存在すれば、その15%がさらに上積みされる。
鈴木誠がメジャー全球団に契約可能選手として通知されたのは昨年11月21日。メジャー球団との面談には愛理夫人も同席した。労使対立による99日間のロックアウトを挟み、ようやく新天地にたどり着いた。メジャーリーガー、SEIYA SUZUKIの誕生。憧れのユニホームに袖を通す日は刻一刻と近づいている。
◆シカゴ・カブス 1876年のナ・リーグ創設時から参加。1907、08年とワールドシリーズを2連覇。その後は頂点から遠ざかっていたが2016年に108年ぶり世界一に輝いた。本拠地のリグリー・フィールドは1914年にオープン。81年のシーズン途中までチューインガムで有名なリグリー一族がオーナーを務め、本拠地球場にその名が残る。日本選手では過去に藤川球児、福留孝介、ダルビッシュ有らが所属した。




