大谷翔平、次回登板は未定 103年ぶり偉業にあと1勝 指揮官「何も決まっていない」

 「レンジャーズ-エンゼルス」(28日、アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手の次回登板についてジョー・マドン監督が試合前の会見で「まだ分からない。きょうとあすのキャッチボールの状態を見て投手コーチと具体的に話をしなくてはいけない」と未定を強調した。

 大谷は前回登板の26日のマリナーズ戦に投打同時出場し、7回、自身2番目に多い112球を投げて5安打1失点、10奪三振と好投した。しかし、打線の援護に恵まれずに10勝目はならず、 1918年のベーブ・ルース以来、103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」達成はならなかった。

 前回同様、中6日の登板間隔ならば、次回登板は今季最終戦となる10月3日(同4日)のマリナーズ戦となるが、指揮官は「現時点で何も報告は受けていない」と話すにとどめた。

 大谷はこの日のレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で出場予定。ここまで打者で149試合(代打9試合)に出場し、打率・258、メジャー2位の45本塁打、ア・リーグ11位タイの98打点、同5位の24盗塁をマーク。前日は試合がなく、2日前のマリナーズ戦は投打同時出場し、打者3打数1安打、投手では7回1失点と好投したが、打線の援護がなく、10勝目はならなかった。

 レンジャーズの先発は新人右腕のアレクシー。大谷は初顔合わせとなった6日の試合で3打数無安打(左飛、三振、三振)に抑えられている。

 残り6試合。本塁打王争いは46本でトップのゲレロ(ブルージェイズ)とペレス(ロイヤルズ)の2人を1本差で追う。98打点と99得点で自身初の大台を目前にしている。100打点は日本選手では07年の松井秀喜(ヤンキース)以来14年ぶり、100得点は08年のイチロー(マリナーズ)以来13年ぶりの偉業となる。

▽エンゼルスのラインアップ

1番・中堅 マーシュ   打率・261、2本塁打、16打点

2番・DH 大谷     打率・258、45本塁打、98打点

3番・一塁 ウォルシュ  打率・270、27本塁打、90打点

4番・左翼 ゴセリン   打率・265、7本塁打、47打点

5番・三塁 メイフィールド打率・211、10本塁打、36打点

6番・右翼 ロハス    打率・215、5本塁打、14打点

7番・捕手 スタッシ   打率・248、12本塁打、33打点

8番・遊撃 レンヒフォ  打率・195、6本塁打、16打点

9番・二塁 フレッチャー 打率・264、2本塁打、45打点

   投手 ノートン   0勝3敗、防御率5・23

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