大谷翔平 7回2失点で日米通算50勝目の権利 味方がホームランキャッチで逆転防ぐ

 レッドソックス戦の6回、ボガーツの大飛球を好捕するエンゼルスの中堅手レガレス=アナハイム(共同)
 レッドソックス戦の1回を投げ終え、審判員による粘着物質のチェックを受けるエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
 レッドソックス戦の5回、レンフローの投ゴロを捕球するエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-レッドソックス」(6日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・投手」で6登板連続、今季10度目の投打同時出場。今季最多タイの7回、89球を投げて5安打2失点、4奪三振、無四球の好投。メジャー1年目の18年に並ぶ自己最多タイの4勝目&日米通算50勝目の権利を手に降板した。打撃成績は4打数1安打1打点だった。守備にはつかずそのまま交代となった。

 立ち上がりは球が高めに浮くシーンも目立った。初回、先頭のヘルナンデスに右翼線二塁打を浴び、1死三塁から犠飛で先制点を失った。だが、その裏には無死二塁の好機に同点二塁打。自らのバットで追いつくと、さらに2死二塁から大谷とバッテリーを組む5番スタッシの左越え2ランで勝ち越した。

 二回以降は制球に安定感を取り戻し、五回まで1安打に抑える好投。四回も無死から2番バデューゴに左翼線二塁打を浴びて主軸を迎えたが、3番マルティネスを157キロの直球で空振り三振、4番ボガーツを中飛、5番ディバーを二ゴロに切った。

 2点リードで迎えた六回は先頭打者の二塁打をきっかけに2死三塁のピンチを招いた。マルティネスに直球を詰まりながら左前に運ばれて1点差とされた。なお2死一塁。続くボガーツに右中間への本塁打性の一打を浴びたが、中堅手・ラガレスがジャンプしてフェンスの上にグラブを差し出して“ホームランキャッチ”。スーパープレーで逆転の一発を防いだ。

 打線はその裏、フレッチャーの適時内野安打など3安打2四死球で2点を奪って突き放した。

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