大谷 球宴二刀流で出場正式決定 9戦ぶり単打で自ら誕生祝い

5回、左前打を放つ大谷(共同) 
手製のボードで大谷を応援するファン(共同) 
2枚

 「エンゼルス4-5レッドソックス」(5日、アナハイム)

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(27)が、13日(日本時間14日)にデンバーで開催されるオールスター戦に投打同時出場することが決まった。5日(同6日)、試合前のオンライン会見でエ軍ジョー・マドン監督(67)が明かした。この日が27歳の誕生日だった大谷はレッドソックス戦に「2番・指名打者」で出場し、5打数1安打。五回に9戦ぶりとなる単打を記録したが、日本選手最多記録を更新する32号は持ち越しとなった。

 27歳の誕生日にみんなが笑顔になるプレゼントが届けられた。試合前にマドン監督が、球宴でア・リーグを指揮するレイズのキャッシュ監督と大谷の起用法について話し合ったことを明かした。

 「投げることについては決まっている。どういう形になるのかはまだ結論が出ていない」

 大谷は球宴ファン投票でア・リーグ指名打者部門最多票を獲得し、日本選手11年ぶり、自身4年目で初のスタメンに選出。さらに、選手間投票では先発投手部門で5位に入り、「先発兼指名打者」で登録されることが4日に発表されていた。

 この日のマドン監督の発言により大谷が球宴での投打同時出場が正式決定。95年に野茂英雄(ドジャース)が球宴先発投手として日本選手初の快挙を成し遂げてから26年、27歳の若者が史上初の二刀流で真夏の祭典の舞台に立つことになる。

 具体的な起用法については「結論は出ていない。先発なのか、途中から登板するのかいろいろな方法がある」とマドン監督。本塁打競争にも参加することから、本人の体調も含めて「最善の形を考えていく」とした。

 このは本拠地観客席に誕生日を祝う応援メッセージが躍る中、大谷は五回に左前打を放って“返礼”。直近8戦の10安打はすべて7本塁打を含む長打だったため、9戦39打席ぶりの単打となった。

 4-5の九回2死一、二塁のサヨナラ機では、右翼線を破ったかと思われた打球がシフトの網にかかって二ゴロ。年に一度の記念日に最後の打者となった大谷は、悔しさいっぱいの表情で天を仰いだ。

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