楽天と契約解除のコンリー、レイズとマイナー契約 コロナで家族と来日かなわず

 楽天と昨年12月に合意しながらコロナ禍により来日前に契約を解除したアダム・コンリー投手(30)がレイズとマイナー契約で合意したことが分かった。11日、米野球情報誌ベースボール・アメリカ電子版が伝えた。

 コンリーは家族とともに来日を希望していたが、新型コロナウイルスの拡大の影響でビザ発給が難航。楽天は6日、双方合意の上で契約を解除したことを発表した。中継ぎとして期待されていた左腕は球団を通じて「イーグルスでプレーできることを本当に楽しみにしてました。しかし、コロナの影響で来日が遅れ、日本の状況が悪化しているのを見て、日本でプレーするのが困難であると家族と話をしました。残念ながらこのコロナ禍に日本でプレーするのは最適なタイミングではないと決断しました」と、無念のコメントを公表していた。

 日米球界に詳しい関係者によると、緊急事態宣言が発令されたことで選手たちの家族へのビザ発給の状況は後退。コンリーの契約解除が発表されたことで現在、家族を母国に残して単身で日本に渡り、プレーしている選手や関係者などの間で動揺が広がっているという。

 コンリーは15年にマーリンズでメジャーデビューし、19年まで5シーズンで通算174試合(先発56試合)に登板し、25勝30敗5セーブ、防御率4・82の成績を残した。昨季はメジャーのマウンドに立っておらず、2年ぶりの昇格を目指す。

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