大谷翔平が特大弾&163キロ剛球 マドン監督「これが完全な野球選手だ」

 「エンゼルス7-4ホワイトソックス」(4日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)がメジャー4年目で初めて投打同時出場。メジャー118年ぶりとなる「2番・投手」で起用され、打っては初回の打席で137メートルの先制2号ソロを放つなど、3打数1安打1打点。投げては最速163キロを計測するなど、四回まで1安打無失点、6三振の力投を見せたが、五回に制球が乱れて5回途中2安打3失点(1自責)、5四球7三振、92球。最後はベースカバーに入った際に相手走者のスライディングを左足に受けて転倒するアクシデントの後に降板した。チームはウォルシュの九回サヨナラ3ランでシリーズを3勝1敗で終えた。

 試合後の監督会見。大谷のパフォーマンスについて問われたマドン監督は「これが完全な野球選手。100マイル(約161キロ)を越える球を投げ、100マイルを越える打球速度で400フィート(約122メートル)の飛距離を打つ。このことはずっと話してきたことで、彼はその機会を必要としていただけのことだ」。ピンチを切り抜けた際にマウンド上で感情を爆発させた姿を思い返しながら「本当に際立っていた」と称賛した。

 五回に制球を乱し、満塁となっても続投させたことには「彼が投げていたボールを見てましたか?」と、質問した記者に逆質問。「投げていたボールは素晴らしかった。いいスイングをしている打者はいなかった。確かに四球を出していたが、どのボールも質が高かった」と、続投は当然と言わんばかりの口ぶりだった。

 あすは本拠地でアストロズを迎え撃つ。指揮官は大谷の起用について「あすは休みを与える。まだ本人は話していないが、4試合連続で出場して今日は2つの仕事をこなした」と、休養させる考えを明かした。

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