大谷翔平、人気アニメ「呪術廻戦」の曲で登場 開幕戦は決勝得点で逆転勝利に貢献

ホワイトソックスに勝利しチームメートとタッチを交わすエンゼルス・大谷(左)=アナハイム(USAトゥデー・ロイター=共同)
ホワイトソックス戦の8回、出塁後にプホルスの三ゴロで決勝の生還を果たしたエンゼルスの三走大谷(17)=アナハイム(USAトゥデー・ロイター=共同)
ホワイトソックスに勝利し、マドン監督(右)とタッチを交わすエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス4-3ホワイトソックス」(1日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が開幕戦に「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。シーズン初安打は次戦以降に持ち越されたが、八回に敵失で出塁した際にはプホルスの内野ゴロの間に決勝ホームイン。逆転勝利で14年から続いていた開幕戦連敗記録を7で止めた。

 打球が弾むのを見て一気に加速した。3-3の八回1死満塁。三塁走者・大谷がプホルスの三塁ゴロの間に本塁へ滑り込んだ。550日ぶりとなった有観客試合。限定13207人の声援を受け、8年ぶりの開幕星につなげた決勝点。ホームベース上で大谷が満面笑みで手を叩いた。

 オープン戦はチーム二冠。メジャー4度目の開幕戦で最強打者の証しでもある2番で起用された。しかし、ホワイトソックスのエース右腕ジオリトの前に3打席無安打。コンパクトな投球動作から繰り出される150キロ超の直球とチェンジアップに翻ろうされた。1点を追う八回無死一塁の場面では中継ぎ左腕に二ゴロだったが、封殺狙いの二塁への送球がそれて出塁。3番トラウトの左前適時打で同点にし、プホルスの内野ゴロで逆転勝ちした試合にマドン監督は「我々は必要な時にボールを動かせたという事実。そこに尽きる。それこそ我々が求めていることだ」と一気にまくし立てた。

 試合前の練習。4日に初登板が決まっている大谷はキャッチボールと70メートルの遠投で調整した。オープン戦最終登板となった3月29日の試合で右手中指のまめが破れて3回途中降板。心配された患部の状態は時間の経過とともに良くなっていることをうかがわせた。

 打席に入る時の登場曲を変えた。7人組の多国籍バンド「ALI」の「ロスト・イン・パラダイスfeat.AKLO」。人気アニメ「呪術廻戦」のエンディングテーマ曲でもあり、動画配信サイトYouTubeで2570万回以上の再生を記録しているヒット曲だ。

 「I WON’T GIVE UP THE FIGHT IN MY LIFE(僕は戦うことを諦めずに生きていく)」

 二刀流完全復活が期待されるシーズン。大谷の新たな戦いは始まったばかりだ。

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