沢村拓一、初めて1回投げ切って無失点 復調の兆し「結果どうこうではない」

 レイズ戦の5回に登板し、1イニングを1安打無失点に抑えたレッドソックス・沢村=ポートシャーロット(共同)
 レイズ戦の5回に登板し、1イニングを1安打無失点に抑えたレッドソックス・沢村=ポートシャーロット(共同)
 レイズ戦の5回に登板し、1イニングを1安打無失点に抑えたレッドソックス・沢村=ポートシャーロット(共同)
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 「オープン戦、レイズ4-10レッドソックス」(22日、ポートシャーロット)

 レッドソックスの沢村拓一投手(32)が6点リードの五回から3番手で登板し、1回1安打無失点、1三振1四球だった。22球のうちストライクは13球。オープン戦3度目のマウンドで初めて1回を投げ切り、無失点に抑えた。防御率は7・71。

 15日の同カード以来、1週間ぶり、3度目の実戦マウンド。沢村は先頭アロザレーナをカウント0-2と追い込みながら低めのスプリットを左翼線二塁打にされ、いきなり窮地に陥った。3番メドウズをカウント2-2から高めの速球で押し込んで二飛に打ち取ると、4番ディアズをカウント1-2からのスライダーで投ゴロ。2死二塁からブロッソーには2球連続でボールが先行しながらも速球で連続空振りを奪ってカウント2-2。しかし、直球とスプリットを見送られて四球を与えた。

 過去2試合のオープン戦はいずれも3四球。制球が安定せず、最後は押し出し四球で1回を投げ切れずに降板する悔しい投球が続いた。

 しかし、この日は違った。2死一、二塁で迎えたローに対し、ファウル、ボール、ファウルでカウント1-2と追い込んだ後、ワンバウンドのスプリットを見送られたが、5球目、内角低めの直球で空振り三振に斬ってマウンドを降りた。

 降板後の沢村は二塁打を許したスプリットについて「自分の中ではもうちょっと低くだったかなという部分はある。ピッチャー有利のカウントだったので、完全なボールでも良かった。自分の意識が足りなかった」。この日は打者5人のうち4人の初球がスライダー。「カウントを稼いだり、誘ったりできたのは良かったです」と話した。

 3度目の登板で初の無失点だったが、沢村は結果よりも過程を重視していることを強調。「1回目と2回目は良くはなかったけど、日々、自分のやっていることは変わらない。今日は、結果どうこうではなくて、自分の意識しているボール、意図しているボールが前回よりも確率高く投げられたかなと思います」と話した。

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