レンジャーズ・有原、初先発で2回途中3失点 22歳有望株に被弾「悔しい登板」

 「オープン戦、ホワイトソックス-レンジャーズ」(2日、グレンデール)

 レンジャーズの有原航平投手(28)がメジャー初実戦となるオープン戦で先発し、一回に3ランを浴びるなど、2回途中5安打3失点、2四死球1三振だった。打者11人に41球を投げて2三振、2四死球。最速は150キロ。

 背番号「35」の有原がブルペンから小走りでマウンドへ向かった。「ワクワクした気持ち。『本当に今日から始まるな』という気持ちでいました」。メジャー移籍後初めての実戦。先頭の19年首位打者アンダーソンへの初球でこの日最速となる150キロ直球を投げ込むと、カウント1-1から140キロカットボールで遊ゴロに打ち取った。

 好スタートを切ったかに見えたが、次打者にフルカウントから右足へ死球を与える。迎えた打者は昨季MVP&2年連続打点王のアブレイユ。初球カットボールで見逃しストライクを取り、続く高めの148キロ直球で空振りを奪って追い込む。力勝負。しかし、4球目内寄り146キロストレートを左前に運ばれると、22歳のマイナー有望株ボーンには高めの145キロを左越え本塁打され、3点を失った。

 「やっぱりパワーがあってスイング速いですし、少しでも(コースが)甘いと、ああいう打球になる。もっと丁寧に投げていかなきゃいけないなと感じました」

 5番ウィリアムズをチェンジアップで空振り三振に仕留めたが、次打者に四球を与えたところで球数は26球。予定されていた投球数に達したため、2死一塁の場面で攻守交代となった。

 気持ちを切り替えて臨んだ二回。しかし、いきなり連打を浴びると、1死からアンダーソンに甘く入った146キロを右前へはじき返され、満塁にされる。次打者をチェンジアップで空振り三振に斬ったところで再び、“強制終了”。2イニング連続途中降板に敵地スタンドから小さなブーイングが起こった。

 メジャー初実戦で投げた41球を振り返り、「バッターに対してしっかり自分のボールを投げたいと思ってマウンドに上がったんですけど、結果としてそれがちょっとできなかったので、悔しい登板になりました」と有原。予定されたイニングを投げ切ることができなかったことには「初めての経験だったので、やっぱり投げ切れていないというのは自分の中で、ものすごい悔しいので、次回はこういうことがないようにしたいと思います」と反省。2つの空振り三振を奪ったチェンジアップについても「自分の思った高さにはなかなかいっていない部分がある。ボール(メジャー球)に慣れるという意味で、もっとブルペンだったり、キャッチボールだったりで、調整していきたいなと思います」と、さらなる課題を口にした。

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