ソフトB自由契約のコラスがMLB移籍可能に 米記者「億単位の契約、10球団が調査」

 1月に母国キューバから亡命したと報じられ、今月1日にソフトバンクを自由契約になったオスカー・コラス外野手(22)が米大リーグのFA申請を完了し、来年1月15日にメジャー球団との契約が可能性になった、と23日(日本時間24日)までにMLB公式サイトのジェシー・サンチェス記者が自身のツイッターで伝えた。

 米スポーツ専門局ESPNのカイリー・マクダニエル記者によると、同外野手は年明けにメジャー球団のスカウトを集めて公開練習を予定。ツイートで「コラスの市場は公開練習後にはっきりして見えてくるだろう。7桁(100万ドル単位=億円単位)の契約は十分に考えられる。ホワイトソックスやアストロズを含む8~10球団が調査しているようだ」と伝えた。

 ESPN電子版は1月に同選手の亡命を伝えた記事で外野手兼投手の二刀流選手として「キューバからやってきた最高の才能をもった選手の一人」と紹介。「身長182・5センチ、体重95キロのコラスは左のパワーヒッターの外野手であり、左腕投手になる可能性もある。シーズンを通して二刀流ができるかは疑問だが、最速153キロの直球を投げ、二刀流にトライできる質の高さをもっている」と解説した。

 同外野手は17年から19年まで3年間、ソフトバンクでプレー。一軍デビュー戦となった19年8月18日の西武との試合では初打席初本塁打を記録した。19年は2軍で66試合、打率・302、11本塁打、46打点、長打率・516を残した。大リーグ公式サイトは「キューバの大谷」と称し、その能力の高さを伝えた。

 キューバ出身で日本プロ野球をへて亡命し、メジャーでプレーしている選手では元DeNAのユリエスキ・グリエル内野手がいる。同内野手は14年5月にDeNAと契約して6月から62試合に出場し、打率・305、11本塁打、30打点をマーク。しかし、15年はけがなどを理由に来日を延期したために契約を解除された。翌年2月にドミニカ共和国へ亡命し、同年7月にアストロズと5年4750万ドル(約49億2000万円)の大型契約を結んでいる。

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