マー君「愛着ないわけない」「悔いのない選択を」ヤンキースとの契約満了で心境吐露

ポストシーズン敗退後にオンライン取材に応じた田中
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 「ア・リーグ地区シリーズ・第5戦、レイズ2-1ヤンキース」(9日、サンディエゴ)

 田中将大投手(31)が所属するヤンキースはシリーズ2勝3敗でポストシーズン敗退が決まった。七回途中からマウンドに上がった守護神チャプマンが八回に痛恨のソロ被弾で決勝点を許した。レイズは12年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出。10日(日本時間11日)から12年ぶりのワールドシリーズ進出を懸けてアストロズと激突する。なお、レイズの筒香嘉智内野手(28)の出場機会はなかった。

 敗戦後にオンライン会見に臨んだ田中は「正直、シーズンが終わってしまったことをまだちゃんと実感してないというか、受け入れられてないというか、そういった気持ちが一番ですね」と複雑な心境を吐露。今ポストシーズンは登板した2試合で計11失点と力を発揮することができず「非常に、なかなか消化しがたいものだったと思います」と悔しさをにじませた。

 13年オフに楽天からポスティングシステムを使ってヤンキースと7年1億5500万ドル(約164億3000万円)の大型契約で合意。1年目から6年連続2桁勝利を挙げるなど、174登板78勝48敗、防御率3・74の好成績を残した7年を振り返り、「いち選手として、人間として、言い表せないぐらいたくさんのものを学ばせてもらいました」と感慨に浸った。

 ヤンキースから契約延長のオファーが届いていないのだろうか、日米通じて初めてフリーエージェント(FA)になることに「不思議な感じですね」と田中。「初めてのことなので予想はつかないんですけど、常々自分でプレーしてる時と同じですかね。その時その時、しっかり考えて、悔いのない選択をしていければなというふうに思いますし、悔いのないように過ごしていけたらなと思います」とうなずいた。

 続けて「自分が過ごしてきたチームですし、愛着がないわけはないですし、ただ、そういうのがあるだけではどうにもならないことなんていうのはたくさんあるので、プレーヤーとしてオファーがなければ、辞めなければいけないですし、そういう世界だと思うんで、受け身にはなりますけど、これからどういう感じになるのか、初めてのことなので分からないですけど、しっかりと考えて答えを出せればと思います」と語った。

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