スポーツ長者番付100人に大リーガー1人 新型コロナで「最も大きな打撃」米誌

 米経済誌フォーブス(電子版)は29日(日本時間30日)、世界で最も収入の多いアスリート上位100人を発表し、テニスのロジャー・フェデラー(スイス)が1億630万ドル(約114億8000万円)で1990年の調査開始以来、テニス選手で初めて1位となった。日本選手ではテニスの大坂なおみ(日清食品)が3740万ドル(約40億4000万円)で女子首位、全体29位に、同じくテニスの錦織圭(日清食品)が3210万ドル(約34億7000万円)で40位に入った。

 同誌によると、フェデラーの収入の内訳は賞金630万ドル(約6億8000万円)、スポンサー契約1億ドル(約108億円)。サッカー、ユベントスのクリスティアノ・ロナウド(ポルトガル)は1億500万ドル(約113億4000万円)で2位、昨年を含め、過去4年で1位3度のバルセロナ、リオネル・メッシ(アルゼンチン)が1億400万ドル(約112億2000万円)で3位だった。

 この日発表された上位100人の収入の合計は前年比マイナス9%の36億ドル(約3888億円)で減少は4年ぶり。同誌は「新型コロナウイルスが猛威を振るい、スポーツイベントの中止や中断が第2次世界大戦以来の多さとなった」と説明した。

 競技別ではバスケットボールが最も多く、100人のうち35人が占めた。2位はアメフトで前年の19人から31人に増やした。一方、開幕延期で年俸の大幅削減が予想される大リーグは昨年の15人からたった1人に数を減らし、「最も大きな打撃を受けた」(同誌)。唯一の選手はドジャースのクレイトン・カーショー(米国)で57位の2730万ドル(約29億5000万円)だった。

 収入トップ10は以下のとおり。

(1)ロジャー・フェデラー(テニス、スイス)1億630万ドル(約114億8000万円)

(2)クリスティアノ・ロナウド(サッカー、ポルトガル)1億500万ドル(約113億4000万円)

(3)リオネル・メッシ(サッカー、アルゼンチン)1億400万ドル(約112億2000万円)

(4)ネイマール(サッカー、ブラジル)9550万ドル(約103億1000万円)

(5)レブロン・ジェームズ(バスケット、米国)8820万ドル(約95億3000万円)

(6)ステファン・カリー(バスケット、米国)7440万ドル(約80億4000万円)

(7)ケビン・デュラント(バスケット、米国)6390万ドル(約69億円)

(8)タイガー・ウッズ(ゴルフ、米国)6230万ドル(約67億3000万円)

(9)カーク・カズンズ(アメフト、米国)6050万ドル(約65億3000万円)

(10)カーソン・ウェンツ(アメフト、米国)5910万ドル(約63億8000万円)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス