大谷翔平、5月二刀流復活も冷静「制約ある。今年もまだリハビリ」

 エンゼルスの大谷翔平投手(25)は12日(日本時間13日)、アリゾナ州テンピでバッテリー組のキャンプ初日を迎え、メジャー3年目に向けて本格始動した。

 昨年のこの時期は前年10月に受けた右肘手術(通称トミー・ジョン手術)から4カ月しか経過しておらず、バットを振ることさえままならない状態だった大谷。この日はブルペンでの投球練習はなく、ウォームアップの後は投手陣とは別メニューで室内打撃で55スイング、キャッチボールは40メートルまで距離を伸ばして計50球を投げ、「よかったですね。(ここまで)フィジカル(トレーニング)をメインにやってきて、初日から全体練習に入れたのはいいことじゃないかなと思うのでこれを継続しながらしっかり練習のレベルも上げていければいいかなと思います」と明るい表情で言った。

 すでにエプラーGMやマドン監督らと話し合い、開幕は指名打者として出場し、投手復帰は5月中旬に照準を合わせることが決まっている。「不安はなくはないですね。バッターにも投げていないですし、バッターが(打席に)立つか立たないかで出力も変わったりするので、それは全く不安がなくってことには、試合になってからもないんじゃないかなと思っています」と本音をもらした。

 今季については「スプリングトレーニングもそうですし、シーズン中もある程度、制約がある中でやる感じにはなるかなと思うので、今年1年もまだリハビリだと思って、その中でしっかり結果も残したいですし、どっちもやらなくてはいけないので、まあ大変だと思いますけど、しっかりやることはやっていきたいなと思っています」と話した。

 トミー・ジョン手術後は球速が上がるデータもある。だが「復帰1年目からそんなになることはないかなと思って。まだまだリハビリじゃないかなと思ってますし、試合で投げる以上は抑えにいきますけど、そういう心持ちでもいいのかなと思ってるので、そのバランスがすごく大事かなと思ってます」と冷静。3年目のキャンプインに「特に例年とは変わらないでいますけど、1年1年勝負だなと思っている。1年目(18年)はちょっと投げました(先発10試合)けど、ほぼ僕の中では投げていないのと等しいので、もう1回このローテーションの中でしっかり回れるようにキャンプからやりたいなと思っています」と意気込みを口にした。

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